2010年 01月 13日
タマネギ |
シルクをタマネギの皮で染めました。黄金色のほうはミョウバン媒染、こげ茶は鉄媒染です。
煮出したタマネギの皮の汁は紅茶みたいな色をしているのですが、媒染液にいれると鮮やかに色が変わるのです。まるで魔法のようです。
出来上がりは色ムラがひどくて・・・・うーーーん・・・・な作品ですが、遠めにはわかりませんよね。
先日、群馬県立日本絹の里に行ってきたのです。ここはシルクの総合博物館で、絹の歴史をはじめ、各地の絹織物や、繭と生糸のできるまでのプロセスなど、いろいろ見ることができます。ちょうど、繭玉を使ったシルクフラワーの作品展の最中でしたが、人がほとんどいなくて貸切状態でした。
生きている蚕も展示されていて、冬は桑がないので蚕フード(そういう名前じゃないかも)をもりもりたべていました。久しぶりに蚕を見たら、むかしむかし嫁いできたばかりのころ、家の近所には養蚕をしている農家がたくさんあって、私も「お蚕あげ」を手伝いに行ったことを懐かしく思い出しました。
さらにこちらでは、機織や染色の体験教室も開かれているのです。費用もとってもお安いです。たとえば、染色体験は2時間コースなら320円。ろうけつ染め4時間コースでも640円です。染料を煮出すためのガス代って感じですね。
売店で染める素材を売っていたので(体験の時もここで素材を買って染めるそうです)、ムラムラと自分で染めてみたくなり、生成りシルクのスカーフとストールを買ってきたというわけです。
ということで、1行目に戻ります。
やっぱりムラムラが良くなかったのかしら。
by margarete33
| 2010-01-13 12:50
| 羊が1匹、羊が2匹・・・